1966年の名画をジュード・ロウの主演でリメイクした作品のサントラ盤。ミック・ジャガーが全面的に音楽を担当、デイヴ・スチュアートを相棒に殆どの曲を自作自演。 (C)RS
JMD(2017/01/11)
60'sきってのブリティッシュおしゃれ映画がリメイク。舞台はNYに移されたものの、物語に染みつくのはまぎれもなくロンドン臭。安アパートに暮らしながら、刹那のラヴ・アフェアにいそしむ伊達者=アルフィ-のうたかたの日々が独白仕立てで語られる。
今宵もツレのカノジョを抱いちゃうわ、人妻に手を出すわの、ルール無用の〈恋〉三昧……。英国の音楽狂らしい出演作が続く王子様=ジュード・ロウの熱演を彩るのは、『ベント 堕ちた饗宴』の共演以来世代を越えた絆で結ばれたミック・ジャガー&デイヴ・スチュアート。オリジナルよりゴージャスにしたクール・ジャズが走るなか、新しい恋のコーナーごとに登場するミックの哀憐歌はまさにロック史上随一の〈バラディアーここにあり!〉状態。一瞬のうちにスケコマシの日常を、永久不滅のハートブレイク世界に一変させる様はマジカルそのもの。アイズレー・ブラザーズやインプレッションズをはじめとする腰を蕩かすソウル・クラシックス、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの作曲家=ジョン・パウエルの絶妙なフォローも効きまくり、全編にそんじょそこらじゃ味わえない映像×音楽の魅力が満載なのだ。
レディー&キッズ向けの恋愛映画ばかりが多いなか、ナンパなようでリアルに野郎度が高いことに拍手喝采。〈オトコってバカよね~〉なんて目線で観るもよし、〈バカで結構、おとといきやがれ!〉ってなオトコギ目線で観るもOK。とにかく感涙&しびれまくり!
bounce (C)山口 哲一
タワーレコード(2005年07月号掲載 (P117))
ジュード・ロウが主役を務める名画リメイク。色男アルフィーの恋道を彩るサントラは、ミック・ジャガーとデイヴ・スチュワートがプロデュースを手掛け、ミックにいたっては新曲5曲を披露/12曲のソングライティングを担当と、〈アルフィー=俺〉くらいの熱の入れよう。なかでもジョス・ストーンとのデュエット“Lonely Without You(This Christmas)”は熱くしっぽりと。ジョスがカヴァーするテーマ曲も美味なり。
bounce (C)村尾 泰郎
タワーレコード(2004年12月号掲載 (P108))
あの、おしゃれな色男ムービーが、リメイク!!
そして、サントラが!!!!!!
『アルフィー』(2004)
サウンドトラック
音楽 ミック・ジャガー&デイヴ・スチュアート
ブラス・アレンジほか ジョン・パウエル
録音 ボブ・クリアマウンテン
ヴォーカル ジョス・ストーン
テーマ作曲 バート・バカラック
60年代にマイケル・ケイン主演で(当時のスコア担当は
ソニー・ロリンズ!)粋にきまったプレイボーイ・ムービーの
2004年版リメイクの主演はジュード・ロウ!!
そして、何が大変かって、劇映画の全面映画音楽担当
はおそらく初めての、泣く子も黙るミック・ジャガー!!!!と
ユーリズミックスのデイヴ・スチュアートがブルージーにソウルフル
なソング&スコアを作り上げ、そして曲のアレンジには、売れっ子
サントラ・コンポーザー、ジョン・パウエルが参加し、オリジナル
(バカラック作の名曲)の『アルフィー』をジョス・ストーンが
ムードたっぷりに歌い、スコア部分では、ミックのハーモニカが
はじけまくる!!という、音楽ファンには超意外&楽しい内容。
もちろん、ミックの歌声もたっぷりゴキゲンに聴けます!!!!
映画もポップスも好きなアダルトな方におすすめ!!!!!!!!!!
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2004/10/18)